百鬼夜行コースにつき危険
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HN:
霊障持ちの大魔王
性別:
男性
職業:
年金会社
趣味:
二次元美少女
自己紹介:
私の近所では不思議な現象が起こる。幽霊か、妖怪か、それとも気のせいか、科学的・直観的・天然的に、その正体を暴く。

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谷沿いに下ったらどうなるか。

ああ、もう1週間も更新していない。昨日も霊障にやられていた。結界が効いていないのか。柊に水をやらなかったからか。でも雨だから水をやる必要はないだろう。咳・痰・めまい・吐き気・頭痛・右肩痛・息がしにくい。他の病気かも知れんが、入院はしたくないなあ。

 さて、私がまだ元気だった頃、よく山登りに行った。それも、地図を見ながら道のないところを歩くなんてことをやらかしていた。危険である。若い人は真似してはいけない。老人も真似してはいけない。中年もそうである。自殺者も真似してはいけない。死体が発見されずに、地縛霊にでもなられたら迷惑である。
 私たちのように山登りをする者より、渓流釣りをする人の方が登山技術は上である。大きな滝があって登れそうもないなら私たちは諦めるが、彼らは違う。滝の上にお魚天国があると信じて疑わずに釣り竿片手に岩を登る。そして落ちる。救助に向かうのは我々登山者である。

 私はその日山頂付近からとある道のない谷を下っていた。まあこんなことは時々あることだ。両側が垂直の岩盤になったが、川幅が広く石が多いので植物は崖の上にちょろりと生えているだけだった。当然私のスピードも上がる。確か夏場で天気もいいし、ルンルン気分で進んで行くと、小さい砂防ダムがあった。下を見ると3mほどだったし、下は運よく砂地でしかも乾いているように見えたので、勢いでホイと飛び降りた。これが罠だと気づくのはもうすぐである。
 谷は右へ大きく曲がっていたが曲がった先にまた砂防ダムがあった。今度はわずか10mほどであったが、さすがに10mは飛び降りることはできない。さっき飛び降りた砂防ダムからはそんなに離れていない。両側は垂直の壁。まず、10mの砂防ダムを降りる方法を考えたが、考え付かなかった。何しろ両側が岩の壁なので無理と判断するのにそれほどかからなかった。仕方がないので3mの砂防ダムを登ろうと思ったが、3mが登れない。両側は崖だし、さあ困った。谷に閉じ込められてしまった。
 あらゆる方法を考えたが、結局行きつく先は一番面白そうなもの。垂直の崖なら登れんことはないんじゃないかも知れないんじゃないか。何か所か試行錯誤を重ねて、危ないところだったが、何とかしてしまったのは私の霊力のおかげかも知れない。

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