百鬼夜行コースにつき危険
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霊障持ちの大魔王
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年金会社
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二次元美少女
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私の近所では不思議な現象が起こる。幽霊か、妖怪か、それとも気のせいか、科学的・直観的・天然的に、その正体を暴く。

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東北地方の妖怪

県別で行こうと思ったが青森県の途中で挫折、ざっくりと地方別にしよう。

座敷わらし
東北地方で一番有名な子供の姿をした妖怪である。東北地方全域に分布し特に岩手県が有名だが、一部東海や四国にもいる。精霊的な存在で座敷または蔵に住み、家人に悪戯を働くが見た者には幸運が訪れ、家に富をもたらす。
一説には神格を持ち、神様の仲間になっている地方もある。神格があるなら他の妖怪は太刀打ちできない妖力を持つため、家を守ることができるのであろう。
氷柱女房
東北地方や新潟県に伝わる妖怪。東北ではシガマ女房とも呼ばれている。 ある男性が、軒にできた氷柱を鋸で切って、「この氷柱のような美しい女房が欲しい」と呟きいた。するとその日の夜、美しい女が訪れてきて、女房にしてほしいと言った。2人は夫婦になったが、女はなぜか風呂に入ることを嫌った。男が無理矢理に風呂に入れると、女はいなくなってしまい、湯舟の中には氷柱の破片や櫛が浮かんでいた。溶けた後には再び氷柱に戻り、天井から氷柱がぶら下がっている。春になると行方不明になり、次の冬が来ると再びやってくる。という話である。








手長足長
秋田県、長野県、福島県、山形県、福井県に伝わる巨人。手足の長い一人の巨人、または夫が足(脚)が異常に長く妻が手(腕)が異様に長い夫婦、または兄弟の巨人とも言われ、各地で異なる。また、伝承も各地で異なり、悪い妖怪~神様まで様々のものが伝わっている。

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北海道に出現する妖怪

都道府県か地方ごとかはともかく、どんな妖怪がいるのかをゆっくり紹介してみようと計画したが、関東地方位までは進みたいものだ。
アイヌカイセイ
アイヌ語でアイヌは人間、カイセイは死骸なので、死体の意味である。ぼろぼろの樹木衣を着て現れ、眠っている人間にいたずらをする。あまり伝承されておらず詳細は不明だが、研究者によれば死霊のようなものらしいとのこと。わたしは「ゾンビ」の仲間のように思うが。

アイヌソッキ
アイヌ語でアイヌは人間、ソッキは寝室である。なぜ人魚になるのかはよくわからない。簡単なアイヌ語辞典で調べているだけなので、もっと意味があるのかも知れない。さて、アイヌソッキはは、内浦湾に住む人魚で、その肉を食べると長寿を保つことができる。不老不死になる訳ではないようである。

アッコロカムイ
アッはつる・紐、コロは持つ、カムイは神である。つるを持つ神様となる。民話に伝わる大ダコのことで噴火湾(内浦湾)の主である。足を広げると1haあり、船でもクジラでも飲みこむとのことである。噴火湾にクジラがいるとは知らなかった。全身が赤い色をしており、夕日で赤く染まった海には決して近づかないという。大章魚ともいう。妖怪というよりは怪獣に近い。

コロポックル
コロは持つ、ポンは小さい、クルは人でポッの意味は分からないがポンの意味が近そう。何かを持ってる小人の意味でしょうか。アイヌ伝説の小人で蕗の葉の下にいる。コロポックリについてはいろいろな解釈がありその伝承の背景はよくわかっていない。
オッケルイペ
オッケは突き刺す、ルイはあまりに~しすぎる、ペは者で、あるので、あまりに突き刺しすぎる者という意味になる。オッケルイペは黒狐が人間に化けたものであり、体のあちこちから船を割くほどの屁を放つ。すごい威力であり突き刺すという表現にふさわしいが、伝説では最後に退治されてしまう。ちょっとかわいそうな妖怪である。簡単に言えば化け狐ということになる。。

オキナ
オは~に入る、キナはゴザであるので、何かが入るゴザの意味である。巨大なアカエイのことで、体長は12kmを上回る。背中の砂を払うために海面に浮きあがると島に見えるため、誤って近づくと沈められてしまうという。アカエイと訳されているが、北海道にはアカエイは分布しない。

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すねこすり

映画「妖怪大戦争」にも出てきて、毛の塊で可愛い目をした妖怪ある。だがあれはすねこすりの実態ではない。
 本来は岡山県西の小田郡矢掛町付近に住み、犬のように見えるが、雨の日の真夜中に歩いている人の股間をこするというスケベな妖怪である。他にも井原市付近では、股間を駆け抜けたり、足を引っ張るなどとも言われているが、矢掛町のすねこすりが秀逸と思う(あくまで私の意見です)。

すねこすりのブロンズ像

 すねこすりはふわふわもふもふとしており、とても人懐っこい。雨の日には遊んでもらえないので人恋しくて股間をスリスリするという。雨の日に歩きにくいのは知らぬ間にすねこすりにスリスリされたからであると言われている。よく猫の妖怪と書いてあるが犬の妖怪である。

 ものすごくかわいいらしく、もふもふ好きにはたまらない妖怪である。隠れファンもいるようだが「すねこすり愛好会」は聞いたことがない。うちでも飼ってみたいかも。

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姑獲鳥

つい数年前までマイナーだった妖怪です。映画「姑獲鳥の夏」によって、こんな妖怪がいるのかと世に知られました。三省堂 大辞林によれば、
1.妊婦、産婦、出産した直後の女性
2.難産のため死んだ女性の幽霊。通行人に赤子を抱かせようとしたり、幼児に危害を加えたりするといわれる。とあります。日本各地に姑獲鳥の伝説はあるようですが、通行人に赤子を抱かせるまでは共通しています。
 細かい説明は京極夏彦「姑獲鳥の夏」をご覧下さい。 但し、結構難解な上にかなり分厚いですから、どっぷりと京極ワールドに浸かって楽しんで下さい。ちなみに、私は途中で犯人が分かりましたが、どのような結末になるのかは分かりませんでした。

 「姑獲鳥の夏」は映画にもなっています。堤真一、永瀬正敏、原田知世、阿部寛などが中心人物なんですが、4人ともがそれぞれにいい味を出しています。しかし、妖怪を絡めた殺人事件を扱う話ですから、全体に暗いイメージは拭えません。少し分かりにくいところもありますので、小説も読むのがいいでしょう。
 そうそう、漫画も出ているようですよ。先日、書店で見かけたように思います。

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実家の周りはお花畑である

私の父母が市営住宅に越してきたのは昭和30年頃である。その頃は市営住宅の一角でありながらなぜかうちの家だけ広かったので少し自慢げであった。もっとも後から考えると祖父母もついてきたので、全員が使える大きさの家を選んだだけのことなのだろう。いつの頃からか住宅全体が民間に払い下げられたが、私には関係ないことだと思っていた。
 近所には同じ年頃の子供がたくさんいて、毎日遊びまくっていた。今見ると、なんとか車が1台通れるかどうかの、驚くほど狭い路地で色んなことをして遊んだ。今から思えば、市営住宅に入ったのが新婚さんが多く、同じ時期に出産したためで別に何も不思議なことはない。私がそうしたように子供もやがて成人して、結婚し家から出ていくと老人ばかりになってしまった。
 老人ばかりなら残念ながら死亡率が高い。老人が死んでしまうと更地にして返せと地主が言うらしい。たいていの人はそれに従っているが、考えてみれば、定期特約付借地契約が定まったのがずっと後のことなので、この特約は違法である。
 先日初めて地主を見たが、なるほどそのような顔をしている。お代官様に媚びを売る越後屋の顔だ。水戸黄門には越後屋は出てこないらしいが(越後の縮緬問屋というため)。母によくよく話を聞いてみると更地にするか500万円出せと言うらしい。金の亡者である。亡者とは欲に憑りつかれた者のことだが、元々は成仏できずに彷徨っている魂のことである。おかげで実家の周りはすっかりお花畑になってしまい、アレルギーのある私は大変行きにくいところになってしまった。
 いつか亡者となった悪人を倒してやる。金はあるけどお前には払わん。

亡霊 お代官様と越後屋

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