百鬼夜行コースにつき危険
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霊障持ちの大魔王
性別:
男性
職業:
年金会社
趣味:
二次元美少女
自己紹介:
私の近所では不思議な現象が起こる。幽霊か、妖怪か、それとも気のせいか、科学的・直観的・天然的に、その正体を暴く。

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昔、松江に試験を受けに行きました

昔、試験で松江に行った。その前まで松山にいたので、三原まで水中翼船にのり新幹線に乗り換え、特急電車で松江に着いた。水中翼船は初めて乗ったのでウキウキしていた。結構速いのだが良く揺れる。考えてみれば不安定な姿勢だから良く揺れるのだ。海にゴミが浮いていると速度を落とす。なんとなく面白い。最短距離を通っていないような気がするのだが、遊園地の乗り物と考えれば同じ料金で長い時間乘れるからありがたい。もう航路は廃止になったらしいが、そういえば客は少なかったような気がする。三原の街はさっと通り過ぎて、松江に着いた。なぜか夕方だった。旅館を捜したが見つからなかった。なぜならその日は宍道湖花火大会だったからである。有名なお祭りらしいが私は知らない。そんな日に試験などするんじゃねえ。私は野宿も考えた。
 観光案内所に行ってみても旅館もホテルも民宿も一杯で松江には泊まれないという。花火大会の上に明日何か大きい試験があるらしい。玉造温泉ならあるかも知れないと言ってくれたが、玉造温泉まで行ってみないと分からないらしい。その内にとある旅館が、泊めてあげてもいいというところが現れた。地獄に仏、極楽にイエス様とはこのことである。私はそこに泊めてもらうことにした。
 旅館の人が言うには、実はここは女性専用の旅館で男性は私一人だから、見つからないようにして欲しい、トイレは女性用しかないから従業員用を使うこと、その途中で見つからないようにすること、トイレ以外は部屋から出ないこと、など厳しく言われた。私は言う通りにして、朝早く旅館を追い出された。喫茶店でモーニングを食べて時間をつぶし、試験を受けに行った。
 試験は、これは高校の中間テストか、という程簡単だったが、途中から頭痛と吐き気がして大変辛かった。そういえば、松江は小泉八雲ゆかりの地だ。「KAIDAN」に出てくる妖怪のせいで、霊障を起こしたのかも知れない。よりによって試験中に。昼休みにトイレで少し嘔吐したが、夕べからろくなものを食べていないので(夕べは祭りの焼きそばやたこ焼きだった)、大したことはなかった。少し嘔吐したおかげで気分が良くなり、近くの喫茶店に食事に行ったら、カレーしかできないと言われた。その頃は頭痛に危険な食べ物なんて知らないから、カレーを食べた。午後はひどい有様だった。試験官に「大丈夫ですか」と言われる始末だ。試験が終わるとスッキリと治まった。
 泊まるところがなかったので、昨夜の女性専用旅館に泊めてもらった。翌日の実技は完璧だったが何かもうどうでも良くなったので、試験が終わるとさっさと帰ってしまった。小泉八雲の家は後日しっかりと見ることができたが、松江城はまだ入ったことがない。
 ちなみに試験は合格していたが、島根県に就職しなかった。

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