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私が就職した頃の話です。
私は仕事が遅くなったので、買ったばかりの中古車を家の前の道路に違法駐車して家に帰りました。
そのとき住んでいた家は、警察署の近くでしたが、あまりに近いために駐車禁止の取り締まりも来ないという、ありがたいところでした。もっとも近所の人は、警察に近いので警察に出頭した人が、腹いせに悪さをしていくといううわさがありましたが、真偽の程はわかりません。
次の日のこと私は目を覚まして、会社に行く準備をして、家を出て、車に乗りました。エンジンをかけようとして前を見た私は思いがけないものを見てしまったのです。
それは、ボンネットから一直線に延びる謎の足跡。私は表に出て恐る恐る車を見ると、その謎の足跡はボンネットからトランクまで一直線に続く足跡。運よく屋根はへこんでいませんでしたが、ガラスの部分はどうやって歩いたのか今でも謎のままです。
よく考えてみるとその道は、小学校と中学校の通学路になっているのです。
くそ、小学生が俺の車の上を歩きやがったな。
私は朝から足跡を取るために車を水で洗いながら、通っている小学生を睨み付けるのでした。
今はその学校でバスケのコーチをしています。